意見広告 豊かな未来の小田原へ「スーパーシティ構想」推進を 小田原市議会議員 神戸ひでのり
小田原市は現在、国家戦略特区「スーパーシティ」の区域指定を目指しています。スーパーシティとは、AI(人工知能)やビッグデータといったICT(情報通信技術)を活用した住民サービスを提供する未来都市のことです。国は自動運転やキャッシュレス決済、遠隔教育、遠隔医療など、生活全般に関わる最先端サービスを視野に入れ、規制改革を包括的に進めています。
人口減少や少子高齢化、景気低迷などの社会的な問題に加え、小田原市では医療、防災、エネルギー、教育、観光、行政、交通など、さまざまな分野で地域課題を抱えています。たとえば、各医療機関の患者情報連携や効率的な救急搬送、新市立病院をはじめとした医療機関受診の利便性の向上、災害時の孤立地区対応や市民への適切な情報提供、エネルギー供給など、いのちに関わる課題解決は急務です。また、交通分野においては市街地の交通渋滞や、運転免許を返納した後期高齢者の移動手段の確保、教育分野においてはタブレット端末を使った多様な学びの場と機会を確保する必要があります。
多岐に及ぶ地域課題を解決するためには、これまでの在り方を根本から変える新しい仕組みを作っていく必要があります。すでに米国や欧州諸国、中国などの都市ではITを活用した都市計画が展開されています。
また、新型コロナの感染拡大に対応した、ニュー・ノーマルな社会への移行が進んでいます。小田原市では国家戦略特区の公募に参加するほか、地域団体や市内外の民間企業、大学研究機関、金融機関などと連携を図るための協議会組織を設立します。市民のいのちと暮らしを守り、持続可能で豊かな未来の小田原を築いていくために、スーパーシティ構想を積極的に進めるべきと考えます。
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