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寄物陳思 〜きぶつちんし〜 杏林堂クリニック 金城瑞樹 院長
小田原市酒匂で地域の医療を支えている杏林堂クリニックの金城院長にお話を聞きました。
――昨年はコロナ禍で医療の現場も本当に大変だったと思いますが…
「昨年はいったい世界はどうなってしまうのかと思いましたが、なんとか今年もお正月を迎えることができましたね。門松やお飾り、お正月料理、いいですよねぇ…一つ一つに意味があって、心が込められ、見ているだけで気持ちがホッとするものです。
日本人は万葉集の時代から『寄物陳(きぶつちん)思(し)』といって、人の心を表すときに多くの季節の物や風景、身近なものを歌に読み込んで表現していました。人の気持ちと言うのは、目には見えないもので、それを言葉で表すのは難しいものだからです。同じように我々がクリニックで行っている毎月あるいは定期的な検査にもそれぞれに意味があるのですよ」
いつもながら流れるように会話をすすめる金城院長…、2021年の目標も聞きました。
「今年のテーマは『合併症を許さない』です。例えば糖尿病。がんを含めた合併症は早期発見をして治療すれば、皆さん何事もなく元気にお過ごしいただけるものです」。
――やはりコロナ禍で感染を心配して受診を控えてしまった方もいらっしゃると聞きましたが…
「はい。いつも通り通院していた方は、少しでも悪化すればすぐに対応して経過を細かく観察できるのですが、数ヶ月いらっしゃらないとびっくりするほど悪化している方がほとんどでした」
――先生のところではCTや超音波検査、胃・大腸の内視鏡、眼底や頸動脈などの動脈硬化の検査、様々な検査ができると聞きましたが…
「はい、睡眠時無呼吸症候群の検査もできますので、最近増えてきました。筋力の低下してきた方々への訪問リハビリも頑張っています!」
[金城節]を聞いて外来から出てくる患者の笑顔をみていると、(知らぬ間に気持ちが伝わっている)と納得してしまうインタビューでした。
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こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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