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三百年杉を伐倒 「噴火後に植林」言い伝え確認

社会

公開:2021年1月9日

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 旧小田原藩有林を引き継ぎ管理運営する「辻村農園・山林」(小田原市荻窪/辻村百樹代表)の山林で12月12日、杉の伐倒が行われた。

 「一番窪」と呼ばれる場所に立つ杉は樹高25〜30m、幹の直径1・1mの大木だ。関係者や招待された見学者ら約50人が離れて見守る中、ベテランのきこりチームが幹の根元に塩と米、酒を備えて作業を開始。周囲の木を折らないよう倒す方向を決め、正面に「受け口」、反対側に「追い口」という切り込みを入れていった。

 静かな山林にチェーンソーの音だけが響き約20分。「パチパチ」と音が鳴り出し、間もなくゆっくりと木が倒れた。切り株の年輪を数える=上写真=と樹齢310年と判明。辻村家には、富士山の宝永噴火(1707年)の被害から復興するため箱根から下のほとんどの木が伐られ、その後に初めて植林が行われたとの言い伝えがあった。「樹齢から考えて植林の1期生であることが確認できた」という辻村さん。無事に伐倒を終えて「年輪を見ると、時代のうねりを超えてきたのだと感じられる。今はコロナで大変な時期だが、それも乗り越えていくのだろうと思うことができる」と話した。

伐採された杉。幹に当てている赤白の棒は長さ8m
伐採された杉。幹に当てている赤白の棒は長さ8m

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