がんの闘病を続けながら湘南ベルマーレフットサルクラブの選手として活躍した久光重貴さんが、昨年12月19日に39歳で死去した。いつでも全力を尽くすプレー、またピッチ外で見せる優しい笑顔で多くの人を勇気づけてきた久光選手。クラブは今日1月9日(土)、追悼試合「ヒサと共に」を開催する。
久光選手がベルマーレに入団したのはFリーグ創設2年目の2008年、26歳だった。その2年後には日本代表入りするなど順調な道のりを歩んでいたが、31歳で右上葉肺腺がんが発覚。手術は難しく、抗がん剤治療をしながら選手としてプレーを続けてきた。
最近は、中高生に講演で夢を持つ大切さを伝えたり、小児病棟を慰問し子どもたちを励ましたりピッチ外の活動も精力的に行ってきた。選手としては、昨年1月11日のヴォスクオーレ仙台戦が最後の出場となった。
同クラブでは9日、小田原アリーナで行う対立川・府中アスレティックFC戦を追悼試合とする。会場にメモリアルコーナーやメッセージを書くスペースを設置する。午後4時キックオフ予定。
奥村敬人監督は「久光はベルマーレで13年間、共に戦ってきた戦友です。彼が亡くなってしまったことはいまだに受け入れられない。まだベルマーレの一員としてピッチに立ってくれていると思う。彼とクラブの目標だった日本一を取って地域の方々にもっと愛されるクラブになり、永遠にクラブが続いていくよう共に戦い続けます」と思いを語った。
※記事に掲載している、1月9日湘南ベルマーレ vs 立川・府中アスレティックFC戦は、緊急事態宣言に伴い開催延期となりました。
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