さがみ信用金庫(本店・小田原市、秋葉勝彦理事長)が地元企業の特色を生かしたマッチングで、新商品開発や事業化から販路開拓まで支援する取り組みを行っている。コロナ禍でも県西エリアの企業に実効性ある支援を行うことで、地域経済に活力を生み出すのが狙いだ。
昨年10月から動き出したこの取り組み。県西3市9町をカバーする同信金が県立産業技術総合研究所と神奈川産業振興センターと連携し、新規事業の技術支援や販路開拓まで一貫して支援を行っている。この仕組みを使い、現在は複数の事業体が新商材開発などを進めている。
伝統模様 建設材料に
市内本町の同信金で先ごろ、取り組みの第1弾となる事例発表が行われた。試作品を発表したのは繊維強化プラスチック(FRP)製品を取り扱う東雄技研(株)(南足柄市)と箱根寄木細工を製造販売する(株)露木木工所(小田原市)。両者が開発を進める寄木細工の模様が入ったFRP花器や合わせガラスなどが公表された。
建設材料に使われている従来のFRPにデザイン性を取り込もうとするのが今回の試み。会場には実際の寄木細工の木皮を挟み込んだ地元ならではの試作品が並んだ。
東雄技研の菊地哲雄代表取締役は「寄木の素材感を生かしたこれまでにない商材。今後は手洗い器などを試作し3月中旬に改めて発表できれば」と意気込みを語る。
発表会に参加した秋葉理事長は「これまでは融資などが地元信金としての主な支援だったが、新事業を一貫支援することで地域に元気を生み出したい」と話した。
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