2月1日に湯河原町の副町長に就任した 高橋 正さん 湯河原町在住 65歳
使命感を持って堅実に
○…「町長を補佐するとともに職員とのコミュニケーションを大事にし、町長の考えを職員にしっかり届けることが私の役割」と、丁寧に言葉を紡ぐ。教育長から副町長へ。「仕事が変わっても町のために尽力していく」と強い決意を表した。
○…生まれも育ちも湯河原町。「子どもの頃は引っ込み思案だった」と振り返る。中央大学経済学部在学中、ゼミでは主に財政の仕組みなどを学んだ。卒業後は、高い競争率を突破し湯河原町役場に入庁した。新人時代、仕事を覚えていくと、業務の進め方など上司に意見を言ったりすることも。「生意気だった」と苦笑い。
○…総務部長から教育委員会に異動し、2014年、教育長に就任するといじめ防止を最優先課題に取り組んだ。早期のいじめ発見・組織での対応、子どもに寄り添った対応、そして学校と教育委員会が連携して取り組む体制作り構築など。「基本的な取り組みだが、最も重要。現在、学校と教育委員会の認識の共有が図られている」と手応えを感じている。学校訪問を通じて心境に変化が生じた。「教育委員会に来るまでは、課せられたミッションの達成感をやりがいにしてきたが、子どもの笑顔にふれ、子どもたちのためになる仕事をしようと思った」
○…休日の夕方、約1時間半、町内をウオーキングするのが習慣。趣味はジャンルを問わない読書だが「今は仕事にかかわる本が多い」と笑う。コロナ禍でまちの環境は大きく変わり、先の見通しが立たない中、「新型コロナ対策と、まちの将来像である『湯けむりと笑顔あふれる四季彩のまち湯河原』実現に向け職員とともに取り組んでいく」と使命感を持って邁進する。
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