小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2021年3月27日
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箱根登山鉄道の車両「モハ2形109号」が3月21日をもって、現役を引退した。車体の老朽化などが理由。
同車両は、1927年に登場した木造車チキ2形の走行系機器と新製車体を組み合わせて製造された。2019年に箱根湯本駅―強羅駅間の開業100周年を記念して、1935年から49年頃に走っていた車両の塗装に塗り替え営業してきた。
春分の日の20日、強羅駅には車両の写真を撮ろうと多くの鉄道ファンが集まった。男性は「レトロ感が好きです。最終日は天候が悪そうなので、天気の良い今日きた」と話していた。小田原市内に住む別の男性は「グリーンの車両が魅力的です。しっかり撮影したい」とシャッターをきっていた。同社によると今後車両は解体され、一部の部品は予備に回されるという。