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特別茶席に右京の「春水」 小田原の歴史文化を継承

文化

公開:2021年4月10日

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淡い色合いの繊細な線が、四澤に満ちる「春水」を表現
淡い色合いの繊細な線が、四澤に満ちる「春水」を表現

 近代を代表する茶人の益田鈍翁、松永耳庵、野崎幻庵らが茶室を構え、茶を愛する数寄者たちの交流の地でもあった小田原。三茶人ゆかりの道具を揃えての特別な裏千家の茶席をはじめ、小田原の歴史・文化に触れる「春の小田原日帰りツアー」がこのほど行われた。主催は株式会社淡交社(本社/京都府)で、関東各地から25人が参加した。

 茶席では、小田原市本町の和菓子 右京が特別に仕上げた上生菓子「春水」が振舞われた。5回ほど試作を繰り返して完成した「春水」は、霞ぼかしと組み笹という難易度が高い技を用いて、淡い色合いの繊細な線が一本一本出るように何重にも置き重ねて作られている。春の陽ざしを受けながら、山々から少しずつ雪解け水が流れる様を表現し、「箱根の山の春水は四澤に満ちて、やがて相模湾へ」という思いが込められている。

 右京の鈴木伸介社長は「小田原の文化を理解していただけるきっかけになりました。これからも、小田原の歴史ある茶の文化を継承していきたい」と話している。

生地を組み合わせ、手間暇かけて何度も伸ばし重ねていく
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