SDGs(持続可能な開発目標)を推進する神奈川県はこのほど、県内中小企業の15事例等をまとめた冊子「中小企業SDGsBOOKかながわ」を発行した。
冊子では、県西の企業の取り組みも多数紹介。かまぼこの生産過程で生まれるアラを使って魚肥を開発した鈴廣かまぼこ株式会社(小田原市)や、地元企業と市民が協力して誕生し、再生可能エネルギーの普及推進などに取り組むほうとくエネルギー株式会社(小田原市)についても掲載している。
また、「地域資源と職人技で環境を守る」と題した有限会社亀川石材店(真鶴町)の記事のほか、「オンライン座談会 私たち、SDGs1年生」として箱根寄木細工専門店の箱根丸山物産(箱根町)などについても紹介している。
そのほか、テレワークを活用して生産性を向上させた向洋電機土木株式会社(横浜市)などの事例を動画を交えて紹介。浜銀総合研究所によるSDGs経営の始め方や、コロナ禍の中でサービスを展開した茅ヶ崎foodaction(茅ヶ崎市)も掲載されている。
冊子は、県内企業やSDGsイベント等で配布。県HP上でも全ページ公開中。