株式会社ジェイコム湘南・神奈川 西湘局の局長に就任した 矢端 雅子さん 小田原市板橋勤務 55歳
デジタル化でも「縁」大切に
○…小田原局と秦野・伊勢原局の統合により、4月に誕生した「西湘局」の局長。これまで男性技術職が多かったケーブルテレビ業界だが「ジェイコムはデジタル技術を活用したコンテンツの拡充が進み、女性が活躍できる場が増えてきた。暮らしに寄り添えるサービスを女性の目線で提供していきたい」と、小田原では初の女性局長として抱負を語る。
○…大学卒業後に証券会社に勤務するも、活動的な性格からテニスのインストラクターに転身。30代に入り「人と接することを続けて、より地域の役に立つ仕事を」と飛び込んだのが大和市で新たに設立されたケーブルテレビ会社。規制緩和による競争や企業の合併など、激動の業界に身を置き24年目、神奈川と東京、本社含め職場は今回で7カ所目となった。「変革に携われて良い経験ができた。変化を驚かず楽しむ性格なんです」
○…今春から息子も社会人になり、子育ては落ち着いたが、秦野と小田原に業務機能が残っており「夏頃の拠点統合まで単純に2倍の仕事があって」と多忙な日々。趣味のゴルフまで気が回らないながらも「小田原では釣りと美味しいもの巡りをしたり城下町の文化にも触れたい。いろいろ教えて頂きながら、早くこのまちを楽しみたい」と思いは止まらない。
○…コロナ禍により暮らしの中でデジタル化が進むが、それを使うのも商材として扱うのも人。「アナログ的な『縁』を大事にしながら、ジェイコムが地域にあって良かったと言われるような存在になれれば」。人との関わりを大切にしてきた分、財産となった人脈は多い。「人と人をつなげることが使命だと思っています。自分から外に出て、机ではできない仕事をしていきたい」と笑顔で意気込みを語った。
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