小田原市、小田原市商店街連合会、小田原市観光協会がマイクロツーリズム観光を目的とした「プレミアム付きデジタル観光券」(総額1億3千万円)を6月1日に販売する。市外住民だけでなく市民も購入可能で、新型コロナの感染拡大により低迷が続く観光事業の活性化とwithコロナ時代でも安心して楽しめる観光の形を創出する狙いだ。
デジタル観光券は、プレミアム率30%、1冊あたり額面6500円を5000円で販売、先着2万冊を予定。市としては初となる電子商品券で、NTTカードソリューションが提供する地域通貨発行サービス「おまかせeマネー」を利用する。スマートフォンによるQRコード決済で、利用者、加盟店ともに専用ページを表示して利用する仕組み。市は「非接触決済の普及を推進し、新型コロナの拡大防止に取り組む。デジタル化を推進し、購買行動の見える化、データ利活用による新ビジネスの検討や政策への反映など、スマートシティ・行政のデジタル化の実現も視野に入れている」という。
4月30日まで取り扱い店募集
販売に先駆けて現在、取り扱い観光事業者を募集している。募集条件は、神奈川県のLINEコロナお知らせシステムに事業者登録している市内の観光施設、ホテルや旅館などの宿泊施設、土産物店、飲食店、交通系など観光に関わる事業者で、300店舗前後を予定している。事業者側に登録料や手数料などの負担はなく、事業者の端末での利用を想定。端末の貸し出しも数量限定で対応する。
申し込みは、おだわらトリップ(【URL】https://odawaratrip.com/special/kanko.html)の応募フォーム、または同HPからダウンロードした用紙に必要事項を記入し観光券事務局【FAX】0465・46・8266へ送信する。4月30日(金)締め切り。
5月上旬からシステム説明会(オンライン配信含む)などを実施。6月1日からサービスを開始する予定だが、新型コロナの状況で開始時期が変更になる場合もあるという。販売方法はインターネットからの申し込みを予定しており、決定次第周知していく。
観光協会は「コロナ禍で観光のあり方も変化してきている。デジタル化が活性化につながれば」と話している。
問い合わせは、観光券事務局【電話】0465・46・8260へ。
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