小田原市郷土文化館は、開館以来収集してきた館蔵資料や寄託資料などを紹介した『小田原の歴史と民俗』(B5判56ページ・税込800円)をこのほど刊行した。同館の常設展示についてのガイド本が製作されたのは初。古代から近現代までの小田原の歴史をコンパクトにまとめており、「分かりやすさ」にこだわった。各章に市内の学芸員によるコラムの掲載もあり、身近に楽しめる内容となっている。
また、小田原市が策定した博物館基本構想に示された「まちをまるごと博物館にする」という方針に沿い、市域に点在する遺跡や史跡なども取り上げている。中でも、早川字梅ケ窪の早川石丁場群は国指定史跡で、同館が所蔵する「石切図屏風」にも当時の石材を切り出す様子が描かれてる。「この冊子をきっかけに探索に出掛けてくれたら」と編集を手掛けた学芸員の田中里奈さんは話す。
また、内容をさらに掘り下げた『小田原市郷土文化館研究報告No.57』(A4判60ページ・税込600円)も刊行されている。中世の石材利用や中里遺跡出土石器などについてまとめられている。
両冊子は、同館で購入できるほか郵送での販売にも対応。問い合わせは、同館【電話】0465・23・1377へ。
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