今年の海水浴場について、湯河原町(湯河原)は開設すると発表した。小田原市(御幸の浜・江之浦)と真鶴町(岩)は開設中止を決めた。昨年は1市2町ともに開設を断念したが、今年は対応が分かれた。
湯河原海水浴場の開設期間は7月17日(土)から8月31日(火)。湯河原町観光課の担当者は「新型コロナに関して約1年で対策方法などが整ってきたこともあり、検討の結果開設を決めた」と話した。感染症対策については「神奈川県が示したガイドラインなどを基本に、現在関係機関と協議をしている。しっかりと対策をしていきたい」とした。
今年は、海の家も営業する。海の家を取りまとめる湯河原海水浴場協同組合(石澤潤一代表理事・加盟11店舗)は4月の臨時総会で、夏の海の家の営業に関する採決を行ない8店舗が賛成で3店舗は休業となった。石澤代表理事によると「昨年は新型コロナ対策について混乱や不明な部分もあったが、今はだいぶ変わってきている。密を防ぐなど、十分な対策をしたうえであれば可能」と判断したという。「利用者にも規律を守っていただき、楽しめるよう呼び掛けていきたい」と話した。
一方、2年連続で中止となった小田原と真鶴の海水浴場。両市町の担当者は「感染症拡大のリスクと周辺地域への影響など、不安要素を払拭できない」ことを開設中止の理由に挙げた。海の家の営業も行われない。両自治体では昨年同様に、遊泳禁止を呼び掛ける看板設置や監視員の配置など安全対策を行うとしている。
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