♯2 大ホールピアノ選定 新たな音色で吹き込む ピアニスト 中根希子(あきこ)さん

文化

掲載号:2021年6月19日号

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新ホールで初の弾き込みを行う中根さん
新ホールで初の弾き込みを行う中根さん

 新たな芸術文化創造活動の拠点となる市民ホール「小田原三の丸ホール」の開館への準備が進められている。メインとなる2層1103席の大ホールに新たに設置されるピアノ(スタンウェイ&サンズ社製)は、小田原市在住のピアニスト・中根希子さん(44)が選定した。ピアノ選定者を選ぶ際、同ホール整備に関わる関係者の中から「小田原市民会館で最も多く、ピアノを弾いてきた人がふさわしいのでは」と中根さんの名前が上がった。

 中根さんは小田原市出身。幼少の頃から発表会などで市民会館のピアノに触れてきた。東京藝術大学でピアノを専攻し、在学中から演奏会を企画するほか、プロとして国内外で活躍する中でもソロリサイタルを地元で開いてきた。今年3月に開催されたピアノを使った閉館前最後の事業「市民によるフォーレ」の解団式でも、中根さんが演奏した。

 2019年夏にピアノ選定者の打診を受け「これから何十年も演奏家や市民に使われる可能性があるピアノ。喜びの反面、妥協はできない」とプレッシャーも感じたという。今年2月、都内にあるスタンウェイ&サンズ社の倉庫を訪れ、ホールの規模に合わせて用意された3台を弾き比べた。1時間以上をかけ、クラシックだけでなくあらゆるジャンルの演奏に応える「繊細で深い音」を持つ1台を選んだ。

 新ホールにピアノを搬入し、調律を終えた6月2日、実際のホールで初の弾き込みを自らで行った。ドビュッシーの『月の光』など選定時と同じ曲を演奏し、直感どおり音色に安堵。「このピアノが、これからどんな風に音の可能性を広げていくのか」と思いを語る。9月26日には、一般に向けた中根さんによるピアノ開き(コンサート)も企画中だ。

 市民会館で59年間使われてきたピアノもメンテナンスを施し、新ホールの小ホールで活用していくことが決まっている。新旧の音色のコラボレーションも、今後の楽しみのひとつとなりそうだ。
 

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