新しい小田原へ 意見広告 持続可能なまちづくりへ 小田原市議会議員 大川ゆたか
市議会5月臨時会において第64代議長を拝命しました。公平・公正・中立という議長の職を踏まえながら、効率的な議会運営に努めてまいります。コロナ禍により私たちの”当たり前”の暮らしが失われ、地元企業も急激な社会変化への対応に迫られています。議長就任のあいさつで「私たちは『シン・ギカイ』とならなければいけない」と述べました。新、進、親、信など「シン」の意味は様々です。ポストコロナを見据えつつ市議会のあるべき姿を考えていきたいと思います。
市公設水産・青果卸売市場の再整備について
6月議会では建設経済常任委員会で、市公設の水産地方卸売市場と青果地方卸売市場について議論しました。2つの卸売市場について、市は令和3年度からの「事業経営戦略」の策定を進めています。卸売市場は、人口減少や流通構造の変化などもあり取扱量は青果卸売市場がピーク時の4割程度に落ち込むなど厳しい経営環境にあり、また老朽化が著しい施設の再整備も急がれます。生鮮食料品等を安定供給する重要拠点である卸売市場が、将来にわたり持続的にサービスを提供するためには市場の「稼ぐ力」が必要です。小田原の水産物の付加価値を高める設備の導入、観光スポットとしての活用など手段はあります。より有効な経営戦略となるよう積極的に提言して参ります。
市施設のランニングコストに注視
計画が進む高田浄水場再整備事業は、今年度に公募型プロポーザルによる事業者選定が予定されています。設計・施工・運転維持管理を一括で発注するDBO方式で見積上限価格は約202億円です。また小田原市新病院の建設計画も令和8年度開院に向けて進んでおり、こちらの総事業費は約288億円です。ともに社会基盤を支える重要施設でありますが、管理運営にともなう「行政のランニングコスト」をいかに適正水準に抑えるかが重要です。「持続可能な地方自治体」であるため、公共施設の健全経営にも引き続き注視してまいります。
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