「箱根でパンと古本市」を10月9日に仙石原の本喫茶わかばで開催する 廣田 いとよさん 箱根町在住 47歳
人が集う仙石原に
○…「地元の人が楽しめるイベントができないか」と、地域のパン屋や読み終わった本を持ち寄る一箱古本店主が集う「箱根でパンと古本市」を8月に仙石原で初開催した。思いが先行した見切り発車で「誰も来ないかも…」という心配をよそに大盛況。「若い人もお年寄りも楽しそうで。これは続けていくしかない」とすぐに取り掛かった第2弾「秋の回」は10月9日(土)に開催。12店が出店し、「美味しいパンと選りすぐりの古本。私が一番楽しみ」と笑顔。
○…結婚を機に3年前に都内から仙石原に移住。地域の書店は15年前に閉店し、本が読める場所がなく、「本とふれあう場所を仙石原に作りたい」と古民家を改装し「本喫茶わかば」を今年3月にオープンさせた。暮らしをテーマとする古本を中心に2000冊を揃え、手作りのスイーツも提供する。来店者による「推し本ノート」も楽しみの一つ。「お客様が読書に没頭する姿を見るのが幸せ。誰かの居場所になれたら」
○…茨城県出身。人との距離に悩んでいた子ども時代、心の拠り所は図書館だった。司書教諭を目指し大学進学するも時代は就職氷河期。卒業後はベーカリーで働くが、「本の仕事をしたい」と30代で校正として印刷会社に転職した。現在も本喫茶を営む傍らでフリーとして継続。「やることばかりが増えるけど」と言いつつ毎日を楽しむ。
○…コロナ禍もあり、延期していた結婚式を新郎新婦のみで挙げたばかり。髪飾りに合わせ、念願の金髪にも挑戦し、「気持ちも新た」と幸せそう。2匹の愛猫が何よりの癒しで「仕事を邪魔されても許しちゃう」とメロメロだ。「ススキが有名だけれど、それだけじゃない仙石原を地域の皆さんと作っていきたい」とほほ笑んだ。
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