小田原城北工業高校の大村匠人(たくと)さん(2年)は9月25日に行われた県高校新人陸上競技大会のハンマー投げに出場。2位におよそ3m差となる47m17で優勝し、関東大会への切符を手にした。
「当日はすごく緊張していた」と話す大村さん。投てきの直前は、集中するため「何も考えずに投げよう」と無心になり、全力で臨んだという。全6回の投てきのうち、3投目がこの日最高の飛距離をマーク。「練習でも自己ベストは47m台。本番でも出せたのがうれしい。関東大会では50mを投げ、ベスト8入りを目指したい」と意気込みを語った。
大村さんが陸上競技を始めたのは今年1月末。身長174cm、体重93kgという体格の良さに目をとめた顧問の鈴木充教諭に誘われて入部。以後わずか8カ月ほどで新人戦を制し、実力とセンスの良さを見せ付けた。
また、古谷聖人(きよと)さん(1年)は44m22の好成績で3位に入賞。「関東大会に出られるのはすごくうれしい。ベスト8に残りたい」と熱意を示した。