小田原市が10月7日、民間企業で活躍する人材のスキルや経験を市の事業や施策に生かす「事業コーディネーター」の就任式を市役所で行った。
これは市が抱える課題解決の担い手として各分野で活躍する人材を募集したもの。「副業」として企業に所属しながら関わることが特徴で、県西部では初の取り組み。今年6月に「移住定住」、「市役所内の女性活躍推進」、「公民連携推進」の3部門を募集したところ、1014人の応募があった。
「移住定住コーディネーター」は、小田原市出身で地方自治体のプロモーション等に携わる内田有映さん(アソビュー株式会社執行役員)、「市役所内の女性活躍推進プロデューサー」は、仕事と家庭の両立や家庭教育、親子のコミュニケーション支援等を行う塚本尚子さん(株式会社ママプロジェクトJapan取締役副社長)が選ばれた。「公民連携推進プロデューサー」は、地域における実行支援等を手掛ける久田由佳さん(市内在住・株式会社llinno代表取締役社長)が就任した。
守屋輝彦市長は「皆さんと一緒に取り組むことでイノベーションが生まれる。力を思う存分発揮して欲しい」と期待を寄せた。委嘱期間は1日から来年3月31日まで。