大阪府で開催された全日本ジュニアテニス選手権(8月26日〜30日)で、14歳以下男子ダブルスに出場した安藤雄哉さん(荏原SSC/相洋中)・高橋光さん(神奈中TC/泉中)ペアが準優勝を果たした。
ともにシングルスでも同大会に出場する実力者で、安藤さんの力強いストロークと高橋さんのボレーが武器。昨年11月にペアを組んだが、別のクラブに所属しているためダブルスの練習はほとんどできず試合を重ねる中で連携を深めてきた。
同ペアは7月の関東大会で優勝し、全日本は第1シード。実力通り順当に3試合をストレートで勝ち上がり、準決勝はタイブレーク(10ポイント制)にもつれ込むも10-8で競り勝った。
臨んだ決勝の相手は、ノーシードから勝ち上がってきた同じ関東地区のペア。第1セットを6-3で獲ったが、頂点を意識して「固くなった」という。第2セットを1-6で失うとタイブレークも流れを止められず、そのまま押し切られた。
準優勝という結果にも、安藤さんは「負けたのでうれしさは無かった。ただ2人で全力でプレーしたので楽しかったし自信にもなった」、高橋さんは「少し残念。前衛の時に前に詰める動き、ボレーの決定力は良かった」とそれぞれ大会を振り返った。
なお、同大会で高橋さんは「グッドマナー」の選手のひとりに選出された。ジュニアの試合は原則セルフジャッジで、ワンプレーごとにスコアを声に出し確認しあう。グッドマナーの選手はそれらが良くできていた選手をレフェリーチームらが選出するもの。高橋さんは、「クラブでも上手いだけ、強いだけではダメだと指導してもらっている。これからもプレー以外の態度も大切にしていきたい」と話した。