小田原東高校(塩浦健吾校長)のスポーツクライミング部に所属する近藤美七海さん(1年)が10月10日に県立山岳スポーツセンター(秦野市)で行われた県選抜スポーツクライミング大会で優勝した。12月に開催の全国高校選手権に県代表として出場する。
県選抜大会は、高さ12メートル以上の壁を制限時間内でどの地点まで登れるかを競う「リード」競技で行われた。
近藤さんは高校生の部に出場。予選、決勝ともに「完登」した。前日は別の大会にも出場しており「緊張せず、良い状態で臨めた」と振り返る。同部顧問の栁川幸彦教諭は「競技に挑む姿はチャレンジスピリットにあふれ、上へと目指す高い志を感じる」と話す。
出会いは小学1年生のとき。ショッピングセンターのイベントで体験したことだった。小学4年生で初の県ジュニア強化選手に指定。今年3月にはオリンピック代表選手も出場する日本最高峰の大会「第34回リードジャパンカップ」で43位になった。
現在は父が経営する「クライミングウィステリア」(小田原市)に所属。川崎市や静岡県などに遠征し、週4、5回ほど壁に挑む。クライミングの魅力について近藤さんは「できなかったことができるようになること」と笑顔を見せる。
「全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」は12月25日(土)と26日(日)に埼玉県で行われる。「自分が満足できる登りをしたい」と意気込んだ。
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