意見広告 日々の安全が自助、共助の礎に…「道路遊び」の危険性について 小田原市議会議員 川久保 昌彦
2021年12月の小田原市議会定例会一般質問では、「道路遊び」のことを取り上げさせていただきました。その理由は、私が消防官在職時代から大変危惧していた問題であり、例えば、救急車や消防車によって現場に向かう途中、小さな子供が遊んでいたボールを追いかけて、脇の道路から急に飛び出して来たり、また、道路上に置かれていた子供達の遊び道具などによって、現場に到着することが遅れるなど、何度もヒヤリとする経験をしたからです。
道路とは、道路法上、様々な種類に分類され、人や物を運ぶ交通機能としての大切な役割及び市街地形成機能も有しており、また、公道若しくは私道を問わず、建物を建てる際には、道路としての一定の基準が設けられています。「道路遊び」が行われている道路は、通行量が多く、幅員のある国道や県道では無く、そのほとんどが市町村が管理する公道です。思わぬ大きな事故が発生することも否めず、加害者にも被害者にもなり得る心配があります。私の質問に対する市長の答弁では、道路交通法上の規制について詳しい説明がありました。一旦、問題が生じてしまうと、法令に基づく道路としての環境を維持することは大変難しくなり、住民間のトラブル等に発展することが憂慮されますことから、私は、「道路遊び」を防止するために、行政として、一層の効果が期待出来る啓発を講じることを、意見要望させていただきました。
近隣及び地域における信頼関係を築いて行くことによって、『共生社会の実現』と、地震等大規模災害発生時における『自助、共助の礎』となります。そして、「道路遊び」が引き起こす危険性と、社会のルールとしての安全性の問題であることを、お子様に伝えて行くことは、とても大切なことだと考えます。終わりに、小さな安全への心遣い、配慮があってこそ、多くの命を救うことに繋がることを、元消防官としてお伝えさせていただきます。
川久保昌彦
小田原市蓮正寺958-5
TEL:0465466483
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2022年5月14日号
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