真鶴町の加藤哲三教育長(68)は1月14日の町議会全員協議会で、1月31日付で辞任する意向を表明した。11月24日までだった任期途中での辞任となる。
松本一彦町長が町の選挙人名簿を不正コピーした問題で昨年11月に辞職後、昨年末の町長選挙で再選したことに対し、加藤教育長は「松本町長の公約に賛同できない」として辞任を決断したという。その理由として「町長は中学校完全給食の実施を公約にしているが、実現するには町の財政負担が大きい。実施すると、小中学校の校舎整備などがさらに遠のいてしまう。町の将来の教育を描く見通しが立たない」とした。
任期途中で辞任することについては「町民に対して申し訳ないと思う。ただ、がっかりしたまま職を続けることも申し訳ない。批判を受けることもあると思うが、やむを得ない」としている。
加藤教育長の辞任表明について松本町長は「残念で仕方がない。遺留したが、意思が固かった。町政の混乱は町民にとって良いことではく、これから解決していきたい」と話した。
真鶴町では副町長職の空席が続いている上、教育長の辞任で今後、町政運営への懸念がさらに広がるとみられる。
加藤教育長は小田原高校、横浜国立大学を卒業後、1976年に小田原市立千代小学校に教諭として着任。真鶴町立まなづる小学校の校長などを歴任した。定年退職後は県立総合教育センター教育指導専門員を務めた。松本町長の初当選後、2020年11月に同町教育長に任命された。
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