小田原駅前の蕎麦店・寿庵で新春恒例「寿庵寄席」が1月15日に開催された。感染対策のため2部制で行い、合わせて約70人が来場した。創業100年を超える同店では、伝統文化に気軽に触れる機会をつくろうと企画している。
2年ぶりとなる今回の寄席は、30回を記念し春風亭三朝さん(落語)、林家あずみさん(三味線漫談)、特別ゲストとして小田原市出身の柳家三三さんが出演した。
「高座に上がって、客席の様子からネタを決める」習わしに従い、午後3時から開かれた第1部では、三朝さんは子どもの頓智頓才を気に入って士分に取り立てる『佐々木政談』、あずみさんは浅草演芸ホールの楽屋にまつわる漫談などを、三三さんはさる豪商の妾宅に忍び込んだ泥棒が家主にやりこまれる滑稽噺『転宅』を披露した。会場はマスク越しの笑い声に包まれ、拍手が送られた。
およそ10年ぶりに同店の高座に上がった三三さんは「趣きある蕎麦屋で開く落語は、まさに江戸時代のスタイル。噺家にとっても原点に帰れる機会。続けていってほしい」と話した。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
盛徳寺 個別供養墓を受付中最大4霊まで納骨することができる個別式の供養墓 https://seitokuji.net/%e5%80%8b%e5%88%a5%e4%be%9b%e9%a4%8a%e5%a2%93/ |
<PR>