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ハチが伝える地域環境 小田原フラワーガーデン

社会

公開:2022年5月28日

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養蜂体験の様子(小田原フラワーガーデン提供)
養蜂体験の様子(小田原フラワーガーデン提供)

 四季折々の花が咲き、来園者の目を楽しませている小田原フラワーガーデン。同公園ではミツバチの特性を生かした環境教育プログラム「はち育」を実施し、養蜂体験や園内で採れた蜂蜜を使った商品販売などを通して地域の環境や魅力を公園利用者に伝えている。

 「はち育」は、西武造園グループが管理運営する公園等で展開。環境の変化に敏感といわれるミツバチが半径約2〜3Kmの範囲で花から蜜を集めるため、「住みやすい環境」について考える機会を提供している。また採れた蜂蜜の商品開発等を地域の企業と連携して行うなど、地域活性化も図っている。

 県西地域では14年度から小田原フラワーガーデン、16年度からは隣接する県立おだわら諏訪の原公園がフラワーガーデンと連携してミツバチの飼育管理をしている。

 フラワーガーデンでは養蜂家の指導を受けながら、現在は巣箱を4箱設置。昨年は1年間で72kgの蜂蜜ができたという。「梅雨時はハチが外に出られず、餌を足すなど季節に合わせた対応が必要」とスタッフの嶋大樹さん。安全上飼育場所は公開していないが、この時季は園内のバラの蜜を集めるミツバチの様子を見ることができる。

体験などで魅力発信

 プログラムの一環でフラワーガーデンでは秋に小学生対象の養蜂体験を開催している。ハチの働きの解説や防護服を着た採蜜、試食等を体験する。参加者からは「良い経験になった」と好評という。同時期にスタッフの観察日誌公開や蜂蜜を使った石鹸作り等も実施。市内企業と開発した蜂蜜を使った飴等は春から秋にかけて販売され、味覚に触れる場を設けている。

 嶋さんは「蜂蜜は季節によって味も色も異なる。地域の自然や緑を知っていただく機会になればうれしい」と話している。

蜜を集めるミツバチ(左)と園内で採れた蜂蜜を使った商品
蜜を集めるミツバチ(左)と園内で採れた蜂蜜を使った商品

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