5度の荒行を成満
法船寺の下津住職
3月23日
田んぼの保全に関心を持ってもらおうと「めだかサポーターの会」らが5月28日、地域住民など93人を招き小田原市桑原の田んぼで「みんなで田植え大作戦」を実施した。環境保全活動に参加するきっかけを提供する「SAVE JAPANプロジェクト」の一環として行われた。
桑原地区の水路は、絶滅危惧種の野生のメダカを県内で唯一見られる区域として2011年に「野生の生き物保護区」に指定されている。繫殖場所として、メダカの生息に欠かせない田んぼを守るために地元の環境団体らは休耕田をよみがえらせ、同エリアで生産された米に「めだか米」ブランドを付けて販売するなどの活動を行う。
メダカの保護が推進される一方で、鬼柳・桑原地区は県の定める「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」で工業系保留区域として位置付けられている。第7回線引き見直し期間内(25年度中)に市街化区域編入をして、工業団地整備が進められる方針で、市によると6月21日時点で地権者の同意率は約9割だという。
同会は「生態系を守ることが大事」としながらも「地主の意向が最優先と考えている」と話す。
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