3月25日(日)に大阪シティ信用金庫スタジアムで開幕する「第24回日本リトルシニア全国選抜野球大会」に、中学生の硬式野球チーム小田原足柄リトルシニアが2年ぶりに出場する。
全国大会をかけた昨秋の関東連盟秋季大会。悪天候が続き、大会日程は当初予定されていた10月初旬から3週間ずれ込んだが、選手たちは気持ちを切らすことなく市内久野のグラウンドでバットを振り続けた。主将の杉本康輔君(2年)は「全員が気持ちを出してできることをしっかりやってきた」と振り返る。「1勝して全国に行こう」と臨んだ千葉市シニア戦を2―1で勝利し、全国出場の最低条件となるベスト16入りを果たし吉報を待った。
正式に「全国出場決定」の知らせが届いたのは2月3日。初戦の相手は和歌山(試合日3月26日(月))に決まった。ナインは「どんな相手でも自分たちの野球をしたい。大切な場面で守って、打つことを一人ひとりが意識して戦いたい」と意気込む。
津川真人監督=人物風土記で紹介=は2年前に関東大会ベスト4の好成績で挑んだ選抜大会で初戦敗退だった悔しさを胸に刻み、今大会は「初戦突破」をチームに浸透させている。
「初戦突破」へ一丸
元々部員が少なかった上級生が全員退部し、チームに3年生は不在。昨年は2年生15人を中心に、上級生との試合に挑み、公式戦で2勝をあげた。「昨年夏までは1つ上の学年の大会に出場し、苦戦を強いられた。その経験もあって、秋の新チームから粘り強さが出てきた」と津川監督が話すように、チームは着実に成長を遂げた。
現在、ナインは走り込みや守備の基本動作の確認、1日1000スイングなどをこなし、全国大会への準備を重ねる。選抜大会での目標も「まず1勝」とナインは結束。杉本主将は「全国大会出場を目標にしていたので気持ちがいい。チャレンジャーとして臨んでいきたい」と決意を述べた。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|