神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

報徳の森プロジェクト 地場産木材で柵を製作 箱根駅伝の中継所に設置

スポーツ

公開:2019年1月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
小田原中継所に設置された木製の柵
小田原中継所に設置された木製の柵

 1月2・3日に行われた箱根駅伝の小田原中継所に、地場産木材を活用した木製の柵が3台設置された。小田原の林業再生などに取り組む「報徳の森プロジェクト」(高木大輔会長)が手掛けたもので、今後もスポーツイベント等での利用を探っていく方針だ。

 観光地の活性化などについて調査・研究を行う(公社)国際観光施設協会(本部・東京都)の担当者は、昨年11月に行われた報徳の森プロジェクトの総会に出席。マラソンなどでランナーと観戦者を隔てる柵の木質化を推進する同協会が、活用策について提案した。これを受けて、地場産木材の利用を進める同プロジェクトは趣旨に賛同。箱根駅伝での活用を目指して準備を進めることになった。

モチーフは蒲鉾

 小田原地区木材業協同組合や小田原林青会が調達した木材は、軽量で持ち運びに便利なスギ。市庁舎の木質化なども担当した伊藤陽子さんによるデザインは、「小田原」を表現するべく蒲鉾がモチーフとされ、施工・組み立ては市内の(株)ラ・ルースが行った。

 「ご当地ならではのデザインで、地域の木で街を活性化させる第一歩となった」と語る高木会長は、「東京オリンピックでも活用ができれば、『木の国ニッポン』として外国人に対するおもてなしにも良いと思う。小田原城に設置しても風景にマッチするのではないか」と展望を話した。そのためにも、今後は耐久性や軽量化などの点で、より扱いやすくなるよう改良を進めていくという。

 また、自社前が中継所であることから設置に協力した、メンバーで(株)鈴廣蒲鉾本店代表取締役社長の鈴木博晶さんも、「沿道の方々からも好評だった。普及版を開発することで、流鏑馬など様々な小田原の行事で目にする機会が増えるでしょう」と期待を込めた。

笠木や中央のくりぬき部分のモチーフは蒲鉾
笠木や中央のくりぬき部分のモチーフは蒲鉾

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

県1部昇格を目指す

社会人サッカー久野FC

県1部昇格を目指す

昨年度からリーグに加盟

4月13日

箱根町が先駆モデル地域に

オーバーツーリズム対策

箱根町が先駆モデル地域に

混雑緩和へ、今夏事業開始

4月13日

1市2町でプラスに

公示地価

1市2町でプラスに

バブル期以来の上昇基調

4月6日

新作はMFゴースト版

小田原市マンホールカード

新作はMFゴースト版

市内誘客 人気アニメ活用

4月6日

世界1位の観光地に選出

箱根町

世界1位の観光地に選出

車椅子での来訪に配慮

3月30日

14人の顔ぶれ決まる

湯河原町議選

14人の顔ぶれ決まる

土屋氏2回連続トップ

3月30日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月13日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook