小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年1月12日
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小田原駅前の寿庵(大垣徹晃社長)2階で1月5日、「第28回寿庵寄席」が行われ、来場者約50人が蕎麦と演芸を楽しんだ。
江戸文化の寄席の雰囲気を伝えたいと、先代の頃から続けられている催し。この日は障害者支援センターぽけっと(曽比)の通所者と家族も招待された。
春風亭朝七さんの前座の後、寄席が開演。開口一番はNHKラジオに出演中の二ツ目・春風亭正太郎さん、曲芸は太神楽曲芸師の鏡味味千代さんが務めた。鏡味さんの茶碗や傘を使った曲芸に観客からは感嘆の声や大きな拍手が沸き起こり、最後に真打の春風亭三朝さんが人気古典落語「寝床」を披露すると会場は笑い声に包まれた。初笑いに訪れたという50代女性は「こういう環境で聞いたのは初めて。いい雰囲気の中で日本文化を楽しめました」と話した。