神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

古民家を改装し小田原に転居した女優 丘 みつ子さん 南町在住 71歳

公開:2019年3月2日

  • X
  • LINE
  • hatena

ありのままで、いい塩梅

 ○…愛犬と海辺や小田原城周辺を散歩することが日課。笑顔はやさしい母親のようであり、また少女の面影も感じさせる。デビューして半世紀。数えきれないほどのTVドラマや映画で活躍する大女優でありながら、飾らない、気さくな人柄が印象的だ。

 ○…30年以上暮らした箱根から、このほど南町に転居。「お友達がいっぱいいるので、慣れた土地という感じがしていました」。落款や能の謡曲を習いに通っていたこともあり、身近な街でもあった。「終の棲家」として購入した築80年の古民家を、夫と2人で1年半以上かけて改装。「何十年も息をしてきた古い建物を大切にしたい」という思いから、腐った土台以外は残し、コツコツと手作りでリノベーションを試みた。時代を経た柱や建具だからこそ、他にはない新鮮な感動を呼ぶ住まいが完成した。

 ○…歳を重ねると味わい深くなるのは、俳優業も同じだという。「若い頃はぶつかり合っていましたが、歳をとるといい塩梅になりますね」と笑う。たくさんの経験から豊富な知恵袋を手に入れた今、「柔軟な頭でお芝居ができるから面白い」と、クリエイティブな仕事ぶりは輝きを増す。

 ○…東京・王子に生まれた下町育ち。「つくり手」としての才覚は幼い頃に芽吹き、就学前からミシンを踏んでいた。生地を選び、デザインを考え、将来の夢はスタイリストだったという。40年間没頭している陶芸に対しても、溢れる創作意欲は無限だ。活力の源は「いいものを見て、いい人とつき合い、ありのままでいる」こと。心身を養う食事にも妥協はない。味噌は自分でつくり、質の高い安全な野菜を選ぶ。「小田原には自然の美味しいものがたくさんある。知れば知るほど、いいところ」と、声を弾ませた。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

小川 尊也さん

箱根の人材不足対策プロジェクトでリーダーを務める

小川 尊也さん

(株)一の湯 代表取締役社長 38歳

3月9日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook