南足柄市 松田町 山北町 大井町 開成町 首長の年頭所感 ─自筆の「書」も掲載
南足柄市(沢 長生 市長)
平素は市政にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
さて、長引く景気低迷により市の財政も厳しい状況が続いていますが、行政改革を推進し、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。
昨年は当市にとって大きな行事でありました第61回全国植樹祭を天皇・皇后両陛下のご臨席のもと、無事に成功させることができました。また、厚木市で開催されたB級グルメの全国大会に、金太郎プロジェクト推進委員会が出店。12月には、先進地として当市の市民農業者制度がNHKの「クローズアップ現代」で放映されるなど、メディアを通して当市が全国に紹介され、大きな話題となりました。
これからも市民と行政が一体となり、自治基本条例に基づいた協働のまちづくりを目指してまいりますので、市政に対しご支援、ご協力をお願い申し上げます。
松田町(島村俊介 町長)
新年明けましておめでとうございます。
平成23年の輝かしい年頭にあたり、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
昨年は町制百年を超え、町にとって新しい世紀へのスタートの年でもありました。さて23年度は、むこう8年間の松田町第5次総合計画のスタートの年でもあります。
“まちづくりの基本姿勢”
(一)町民の誇りと愛着を育む松田らしさ
(二)だれもが住み続けることのできるまちづくり
(三)小さいまちだからできるまちづくり
の理念のもと、これまで以上に「住んでいてよかった」と思えるまちづくりを推進していきたいと思っています。
今年も器にあった町政を着実に行っていきますので、一層のご理解とご協力をお願いし、年頭のあいさつとさせていただきます。
山北町(湯川裕司 町長)
新年あけましておめでとうございます。
昨年七月に就任以来、町では台風による災害、国では外交問題等で、揺れた数ヶ月でした。
特に大雨では、災害対策本部で、一つ一つの判断を即座に決定しなければならない状況で、全てが正しかったか自問自答しています。しかし、開催が危ぶまれた丹沢湖マラソンは一部コースと距離の変更で大勢の来場者を迎えることができました。
今回の経験でわかったことは、最初から中止は全く考えないで、どうすれば開催できるのかだけを考えたこと。元気な町をつくると町民に約束したことは、私に前に進む力と勇気を与え、決断が即できたこと。災害に負けない心と自信を町民に持って頂けたことです。
これからも元気をキーワードに、職員と一丸になり、町政の課題に公平無私の心で取り組んでまいります。
大井町(間宮恒行 町長)
卯寿、新年明けましておめでとうございます。輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
わが大井町では、今年4月から第5次総合計画がスタートします。この計画は、「おおいきらめきプラン」と名付け、「ひとづくり・まちづくり・未来づくり」をキーワードとして取り組んでまいります。これからの困難な時代でも「きらめき」続けられる町でありたいとの思いからです。
本年は「卯」年です。イソップ物語の「ウサギとカメ」の寓話のように、足の遅いカメを見縊り、自己の驕りから失敗を招かぬように心したいものです。
そして“兎の登り坂”との諺のごとく、物事がとんとん拍子に進むことに期待します。
本年が明るく希望の持てる年になりますように、そして皆様のご健康とご多幸を心からお祈りし、年頭のご挨拶とします。
開成町(露木順一 町長)
新年明けましておめでとうございます。
昨年11月、「全国禹王(うおう)(文命)文化まつり」を開催しました。禹王とは、別名を文命と言い、中国古代の君主で黄河の治水に功績があったとされます。酒匂川の治水の要衝、大口と岩流瀬(がらぜ)で禹王の遺跡があります。1707年の富士山の大爆発後の酒匂川の治水工事の完了を祝い祀られたものです。全国18か所で禹王に関わる遺跡が見つかっています。
禹王は、黄河の治水に13年間の年月を要し、この間、一度も家に戻らず黄河の治水に精魂を傾けたと伝えられています。4000年以上も前の伝説とはいえ、政治家としての一つの理想像を見る思いです。政治家が高い理想を掲げ、私利私欲なく政治に取り組むこと、これこそが政治の原点ではないかと思います。私も肝に銘じます。本年もどうぞよろしくお願いします。
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