(社)あしがら青年会議所 新理事長 星崎 健次さん 南足柄市中沼在住 37歳
”責任世代”ができること
○…(社)あしがら青年会議所(JC)の第28代理事長に、1月1日付けで就任した。スローガンに掲げた『刻意』は”足柄上地域の青年団体として、地域に物や心に残る何かを刻みたい”という思いの表れ。「いわゆる”責任世代”である自分たちにしかできないことをして、地域の発展に貢献していきたい」。”頼れる兄貴”といった風格と気さくな人柄の奥に、若者らしい実直な想いを覗かせた。
○…JCの活動は市議に初当選した2007年、知人の紹介で知った。「自分と同年代の人たちが、時間と身銭を切って地域のために活動している。志の高さに魅力を感じた」と入会を決めた瞬間を振り返る。JCでは、子どもドッジボール大会やプロ選手による野球教室などの開催に携わった。「あしがらJCは、会員数が少なく、予算が少ない分、皆でアイデアを出し合い”知恵と行動力”で活動している。OBの方々にも何かと協力して頂けるのがありがたい」。昨年は県JCに出行、その経験を役立てたいという。「JCでは市町の枠を超えて、同じ志をもつ仲間たちと知り合えたことが嬉しい。公私共に一番忙しい世代が、町づくりにも目を向けて活動することが大切」と力を込めた。
○…南足柄市で生まれ育つ。高校では生徒会長、現在は市議を務めるリーダー気質だが、どちらも「下からグダグダ言っても仕方がない、伝えたいならその場に行って言えばいい」という考えと行動力の賜物だ。「高校では校則について、市議会には子育てやスポーツ振興について意見したかったことがきっかけ。どちらも周囲に支えてくれる人がいたからなれた。地域を盛り上げていくことで、その恩返しができれば」。
○…妻と長女、長男の4人暮らし。スポーツ好きで、今も週1回のサッカーで汗を流す。多岐にわたる活動で忙しい日々だが「毎日を”今じゃないとダメだ”と思っているので、頑張れる」と気力は十分だ。