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足柄版 公開:2011年1月15日 エリアトップへ

「南足柄六福寺お寺めぐりの会」代表 伊東 昌彦さん 南足柄市怒田在住 37歳

公開:2011年1月15日

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地域でお寺が担う役割

 ○…南足柄市関本地区で江戸時代から伝わる「関本三福寺参り」に近隣の三ヵ寺を新たに加えた「南足柄六福寺お寺めぐり」を開設した会の代表を務める。「言いだしっぺなだけで、皆さんのご協力がなくてはなにもできません」と照れ笑いを見せる。

 ○…「最初は思いつきでしたが、ここまでなんとか形にできました」。僧侶同士で話をしている時に、江戸時代に”三福寺参り”という庶民の文化があったと話にあがったことが活動を始めるきっかけだった。「地域の人々が仏教に触れる機会が少ないのでこちら側から働きかけることが大切。こういうことを通じて仏教の教えを伝えられれば」。

 ○…東京都中野区生まれ。祖父、父と代々住職を務める南足柄市怒田の善福寺の副住職として南足柄市にやってきたのは30歳の頃。父がお勤めで南足柄に出向く際に一緒についてきては、境内や周辺の野山や田んぼを走り回った。「東京の狭い路地で遊んでいたので、こっちに来た時は本当にのびのび遊んでいた。だけど正直、自分が僧侶になるとは想像してなかった」と当時を振り返る。

 ○…学生時代には音楽活動にのめりこみ、高校一年から20代中ごろまでメジャーデビューを目指してバンド活動に明け暮れ、渋谷を中心にライブ活動を行っていた。「歌詞の意味をじっくり考えずに歌も音のひとつとして捉える音楽を目指していた。今では仲間内で楽しくやって、良い気分転換になっている」と現在も月に数回、所属する音楽ユニットの練習やイベントにDJとして参加している。

 ○…「外からの視点でこの地域を見られる人間だからこそできることがあるのでは」と自身の役割を感じている。「この地域は鎌倉時代から続く立派なお寺がたくさんある。そういった魅力を市外へ発信して地域の活性化に活かせれば」と、これからもお寺が地域社会に対して貢献できる方法を模索し続けていく。
 

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