松田町の店屋場(てんやば)自治会(松尾富造自治会長・336世帯)で1月14日、同自治会単独では初めてとなる『道祖神祭・どんど焼き』が行われた。これには店屋場祭典世話人会の竹内迪雄(みちお)代表幹事らが牽引役となり、10年近く続けてきた地道な活動の数々が実を結んだという、縁の下のストーリーがあった─。
自治会としての歴史がまだ浅く、地区内に道祖神もなかった店屋場自治会では、昨年まで隣の町屋自治会の上地区と合同で道祖神祭を実施していた。同自治会では、かねてより”店屋場地区独自で道祖神祭を開きたい”という声が上がっていたことから、竹内さんが自治会長を務めていた2002年頃から、同地区に道祖神を建立する計画がスタートした。建立場所の選定や費用などについて県や町、地権者などと折衝を繰り返す中、地元の石材店が道祖神碑の寄贈を申し出るなど温かな協力もあり、2010年6月に寒田神社の藪田拓司宮司を招いて道祖神の入魂祭を実施。自治会員ら約40人が見守る中、道祖神の御魂入れを行った。道祖神碑は現在、店屋場地域集会施設の近くにある。
地域の伝統に
道祖神祭の当日、川音川の河川敷に設けられた祭会場では、高々と白煙を上げる火の中に地域住民が正月飾りや書初めなどを投げ入れ、また竹ざおの先につるした団子を焼くなどして1年の無病息災を祈った。竹内さんは「これで自治会設立後、本当の意味で店屋場自治会が独立できたと思う。これからは地域の活性化を図りながら、店屋場地区の伝統を作っていってもらいたい」と話している。
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