天皇陛下の御製を吟詠した 生沼 清さん 南足柄市生駒在住 80歳
伝統文化を次世代に
○…南足柄市の平成23年賀詞交換会の会場で、天皇陛下が全国植樹祭のことを詠まれた御製『雨の中あまたの人と集ひ合ひ 苗植ゑにけり足柄の森に』を尺八と琴の音色に乗せて、見事に詠いあげた。「間違えたら大変なことになると思い緊張した。普段用意しない譜面台も用意したりしてね」と大役を果たした満足感を覗かせる。
○…40歳の時に吼山流相洋中谷吟詠会で詩吟を始め、詩吟歴は40年。詩吟や剣舞、詩舞などの7団体が加盟する南足柄吟詠剣詩舞道連盟の理事長を務める。全国植樹祭を記念して作られた『植樹祭を祝う』を詠ったプレイベントに続き「せっかくの機会なので」と依頼を引き受けた。「詩吟をやっている人以外の前で詠うことはなかなかないから、詠い終えた後、知り合いから驚かれた」と照れ笑いを見せる。
○…3期13年、議長も務めた市議会議員をはじめ、自治会長や森林組合長、1市5町防犯指導員連絡協議会長など様々な役職を歴任し、長年にわたり地域へ貢献してきた。「市議時代に力を入れた飯沢・栢山線がやっと実現し、開通したのが嬉しい。厳しい時代だが、堅実に市政を進めてほしい」と一線を退いた今も地域に対する熱い想いは変わらない。
○…「以前より少しは時間が取れるようになったから」と、最近は63歳の頃から始めたゴルフに行くことが楽しみ。議員時代の仲間や、自治会や地域の仲間などと年間20回ほどコースを回っている。「先日、川奈で初めて100を切れた。次の目標は90前後を目指したい」といまだ気力体力ともに衰えを見せない。
○…詩吟を習い始めた頃先生に言われた”うまく歌うことよりも長く続けることが大事”ということが最近になってようやくわかってきた。「今後も詩吟などの伝統文化を次世代に伝えていくためにも活動を続けていきたい」と自らの役割を果たしていく。
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