戦時中に南足柄市で実際にあった”美談”をわかりやすく伝えようと、このほど地元有志が紙芝居を作成。2月26日(土)に開成町町民センターで開催される、開成町戦没者遺族会(古屋宰会長)主催の朗読・上映会で初披露する。時間は13時30分から。入場無料。
紙芝居は、実際にあった話を元に書かれた単行本『異人館はショコラ色』(橋本哲・著/星雲社・刊)を元に、南足柄市を中心に活動する劇団ぽぽ(岸スズ子代表)のメンバーと開成町社会福祉協議会の久保田和男常務理事が協力して作成したもの。昨年4月から企画し、半年かけて完成した。
原作ストーリーは、戦時中に北足柄村(当時)内の建物に抑留されていた外国人たちが飢えに苦しんでいる事を知った村の女性たちが、食物をこっそり差し入れに行ったものの官憲に発見され、一晩留置されてしまう。その後、終戦の際に女性の元へその外国人がお礼に訪れる、という内容。紙芝居では、話の中から印象的なシーンを抜き出して作画し、橋本氏にも確認をとりながら制作した。
当日はスクリーンを使って大画面で上演。劇団ぽぽが朗読する。また原作者の橋本氏も来場予定。劇団ぽぽでは「8月3日に南足柄市文化会館で行われる平和映画会での上演を皮切りに、南足柄市内の小中学校でも上演したい」と話している。なお朗読の後は映画『ひめゆりの塔』を上映。
朗読・上映会は事前申込み不要。問合せは開成町福祉課【電話】0465(84)0316まで。
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