山北町・平山工業団地 順調 残り1区画 県と町の優遇制度で後押し
昨年2月から分譲を開始していた山北町平山の「平山工業団地」(4区画/6ha)で2月5日、昨年12月に開所した洗剤メーカーの旭合成化学(株)に続き、2社目の自動車部品・医療機器の(株)ネオテックが竣工した。16日には同工業団地の県道に面した区画に町内2つ目のコンビニエンスストアもオープン。分譲の残りは一番大きなA区画―2(約2・15ha)のみになった。
同工業団地は町第4次総合計画の”活用と保全の調和した土地利用”の一環として計画され、平成15年から造成工事を進めてきた。工業団地進出企業には、立地を後押しする県の「インベスト神奈川」や町の優遇制度「山北町企業等の立地促進制度」が適用される。工業団地の担当窓口は町役場「定住対策室」で、雇用創出につながる企業誘致に力を入れる。同室では「社会情勢が厳しいなかで、順調に企業が入ってくれるのは大変ありがたい」と話している。
町が空き家を案内
少子高齢化が進み、人口減少に悩む山北町では平成21年に定住総合対策事業大綱をまとめ、産業雇用対策、子育て対策、住宅対策等に総合的に取り組んでいる。町では移住を検討している人に町内の空き家などを斡旋。1月29日には初の「空き家見学ツアー」を企画し、自治会から推せんされたやまきた定住協力隊のメンバーなどが案内係となり、県内外から参加した17人に空き家物件や町での暮らしぶりなどを紹介した。
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