福島第1原発から30キロ圏内にある福島県南相馬市の介護施設などから緊急避難してきた高齢者7人を、南足柄市で居宅介護施設『たいよう』などを運営する(株)介護事業所Sun(施設管理者 山崎知世子)が3月23日から受け入れている。
お年寄りは、横浜市旭区の介護老人保健施設『老健リハビリよこはま』が南相馬市にある老人ホームからの要請を受けてバスを出し、神奈川県まで避難させてきた約230人のうちの7人。”避難してきたお年寄りの数は、リハビリよこはまの収容能力を大幅に超えている”という情報を聞いた同社では、すぐに今年3月に完成したばかりの高齢者向け宿舎『たいようの家』の空き部屋を使って受け入れることを検討した。ところが本来は市内の高齢者しか受け入れることができない施設のため、市の許可が必要だった。担当課に相談したところ、1時間程の異例の早さで許可が出たため受け入れに手をあげることができたという。
山崎さんは「災害はいつ自分たちに起こるかもわからないことで、助け合うのはお互い様。ここを我が家と思って過ごしてほしい」と話していた。
また『たいようの家』で避難生活を送っている80代の女性は「食事もおいしいし、夜もぐっすり寝られて本当にありがたいが、(南相馬市にある)家が心配。できるだけ早く帰りたい」と心情を語っている。
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