責任を重く受け止める 県議選・足柄上郡 杉本透氏が無投票で2選果たす
今春の統一地方選挙の前半戦となる神奈川県議会議員選挙が4月1日に告示され、足柄上郡選挙区(定数1)では、現職で1期目の杉本透氏(57、自民)しか立候補の届出がなかったため、同選挙区では平成7年の統一地方選挙以来16年ぶりとなる無投票での当選が同日に決まった。
朝10時に大井町金子の選挙事務所前で行った出陣式には来賓の間宮恒行大井町長、島村俊介松田町長や町議会議長をはじめ支持者ら300人(主催者発表)が参集した。後援会や支援者から激励を受けた杉本氏は選挙カーに乗り込み、5町を回り支持を訴えた。
無投票当選の一報を受けて午後5時15分頃に事務所に戻った杉本氏は、拍手で迎えられる中、車から降りて集まった人々に感謝を述べた。6時からの当選報告会には湯川裕司山北町長、尾上信一中井町長、沢長生南足柄市長や町議会議長らが駆けつけ祝辞を送った。
“万歳”などの祝賀行事は東日本大地震に関する配慮により自粛されたなか、マイクを握った杉本氏は「責任の重さを感じている。期待を寄せてくれた多くの人々の思いを裏切ることなく足柄の発展のために4年間務めていきたい」と決意を述べた。2期目への抱負を「これからの時代、地域は自分たちでつくるという住民の意識改革が必要。インフラ整備では県道和田河原・開成・大井線を255につなげ、将来的には酒匂川左岸道路を山北まで延伸させたい。水源環境税の24年度以降の使い道等にも言及したい」と話した。足柄上郡の有権者数は55,556人(平成23年3月31日現在)。
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