(PR)
大内病院探訪シリーズ 【第5回】 意外と知らない"痔"の話 【2】 取材協力/大内病院
前回に引き続き、様々な痔の症状について大内病院の担当医にお話を伺いました。前回お聞きした『内痔核』『外痔核』の他にはどのような症状があるのでしょうか。
「今回は前回お話した肛門の内部にできる内痔と外痔とは違い、直腸と肛門部の感染症である『肛門周囲膿瘍』と『痔ろう』についてお話します」。
肛門周囲膿瘍
「体の抵抗力が弱っている時などに、直腸と肛門の境にある肛門腺という腺組織が下痢便などを起因とした感染症を引き起こし、うみが直腸・肛門周辺に広がってく状態を『肛門周囲膿瘍』といいます。39度以上の発熱を伴い、座ることができないほどの痛みが生じます。早急に切開し、溜まったうみを出す必要があり、入院か外来(症状による)で手術を行い、その後は抗生剤の内服治療により経過観察を行います」。
痔ろう
「『肛門周囲膿瘍』の症状が進み、溜まったうみが破れ排出されたうみによって下着などが汚れる状態は溜まったうみが排出された結果、直腸、肛門と交通のある難治性の管ができてしまう状態を『痔ろう』と言います。一度うみの管ができてしまうとうみの元があるため自然に治ることはありません。抗生剤の服用でうみの排出された後、入院による手術でうみの元を切除します」。
|
|
|
|
こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
|