山北町の大野山ハイキングコース沿い、東京スカイツリーとちょうど同じ高さ(634m)の位置に、このほどウサギの彫像が設置され、ハイカーらの目を楽しませている。
設置場所は、まきば館のすぐ下。ウサギは木製で、若き芸術家を支援する同町のNPO法人ウッドボイスに所属する木彫作家の蘭二朗さんが、チェーンソーだけを使って彫刻した『チェーンソーアート』作品。4月29日に行われた大野山開きで初公開された。
彫像の設置は、春先に同町観光協会の役員会で案が出ていたことを受け「間伐材を有効活用し、また地域の観光資源になれば」と、大野山の森林整備や景観整備事業等に取り組む共和地域振興会(井上正文会長)が動いたことで実現した。ハイカーの癒しになるようにと、デザインは可愛らしいウサギに決定。設置場所は高度計を使ってスカイツリーと同じ高さで眺望が望める場所を選定して、イベント前日の28日に木製のベンチと一緒に設置した。
同会では、634m地点を含む4ヵ所に同じ像の設置を計画している。井上会長は「ハイカーが一服できる場所になるだけでなく、4ヵ所を巡るスタンプラリー等もできれば面白いのでは」と構想を話している。
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