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医療レポート足柄上病院シリーズ【1】 「地域で完結できる医療を目指す」 山本院長のインタビュー
取材に応じる 山本裕司院長
県西部の中核病院である県立足柄上病院。創立60年を迎えた昨年４月、地方独立行政法人神奈川県立病院機構・神奈川県立足柄上病院に生まれ変わった。１年余りを経過した病院の今を、シリーズで紹介する。
足柄上病院の職員数は非常勤も含めると約５５０人。基幹総合病院として高度・専門医療、救急医療、災害医療、感染症医療、地域特性に対応する医療を提供している。外科の専門医でもある山本裕司院長に話をうかがった。
９月には「もの忘れ外来」も
「現在、診療科は17科です。一日の外来患者数は６００人前後。『総合診療科』があり、特定の病気や臓器にかかわらず患者さんを全人格的にとらえて診療を行っています。専門外来では脳外科の先生が担当する『しびれ外来』、『女性専用外来』、『禁煙外来』など約20外来があり、９月から『もの忘れ外来』の新設も予定しています。産科は当面産科医を増やすことが難しいことから、助産師外来の実績などを踏まえ、今春から院内助産システムを導入しました」。
病院の特徴を「高齢者モデル病棟を持っていること」と強調する。この病棟では医師、看護師だけではなく、薬剤師、栄養士、臨床心理士らも加わり”チーム医療”を進めている。院長は「地域との連携を図りながら地域で完結できる、名実ともに一流病院を目指したい」と意欲を示す。そのためには「医療の質を上げ、患者さんの満足度を高めること」と目標を掲げ、病院全体で取り組んでいる。次回は「院内助産システム」等の新しい試みを掲載する。
取材協力／県立足柄上病院
神奈川県立足柄上病院
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地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立足柄上病院
神奈川県足柄上郡松田町松田惣領866-1
TEL:0465-83-0351
FAX:0465-82-5377
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こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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