酔芙蓉が結んだ縁 宮崎放送レポーターが視察
南足柄市千津島で開催されている「酔芙蓉まつり」に9月24日、宮崎県川南町で酔芙蓉による地域おこしに取り組んでいる宮崎放送のレポーター・日高千明さんが視察に訪れ、酔芙蓉の栽培方法や栽培の経緯などを取材。まつりを主催するあしがら花紀行千津島地区実行委員会のメンバーらと交流を深めた。
県道沿いに酔芙蓉が植栽されている宮崎県川南(かわみなみ)町は、口蹄疫の感染が最初に確認された町。感染経路も特定されず多くの人々が不安を抱いていた頃、同放送局のラジオ番組宛に畜産家の女性から「不安ながらも前向きに強く生きていきたい」という手紙が寄せられ、感銘を受けた宮崎放送のアナウンサーやレポーターが口蹄疫復興応援ソング『酔芙蓉の坂』を作成。これまでに約700枚のCDを販売し、口蹄疫被害の復興を支援している。また、地元商工会や観光協会などと協力し、酔芙蓉を増やすことで、花による地域おこしを目指すプロジェクトも立ち上げている。
酔芙蓉まつりの会場を訪れた日高さんは、祭会場や酔芙蓉農道などを視察。栽培方法や花による都市交流、地域おこしなどについて取材し、「とてもおもしろいお話が聞けました。千津島地区の皆さんが取り組んでいる活動を参考に、宮崎でも地域の人たちと一緒に協力して酔芙蓉の普及を進めていきたい」と話した。
同実行委員会の高橋達之会長は「日高さんの酔芙蓉にかける想いが良く伝わってきた。今後も穂木の提供などで協力できると思う。川南町でイベントなどを開催する際には、こちらから宮崎に出向いて行って交流をするというのも良いのでは」と話している。
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