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足柄版 公開:2012年1月14日 エリアトップへ

山岳救助プロフェッショナルリーダーとして活躍する 相田 一己さん 松田警察署三保駐在所勤務 46歳

公開:2012年1月14日

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できることを最大限

 ○…神奈川県警で唯一指定されている山岳救助のプロ「山岳救助プロフェッショナルリーダー」として丹沢山系の山岳遭難現場へ通算300回以上も出動するほか、山岳救助の後進育成などで活躍している。「この制度ができてから神奈川県警の山岳救助に対する体制も少しずつ整備されてきたと思うが、長野県など山岳救助専門の隊がある所とは経験に差がある」と、手応えを感じながらも襟を正す。

 ○…学生時代、砲丸投げや円盤投げで関東大会などで活躍した。大学進学の道もあったが、早く親元を離れ自立したいとの想いから高校卒業後、神奈川県警へ。機動隊や空港警備、松田署など所轄警察署での刑事課勤務を経験。その後、平成8年に再び松田警察署へ赴任となり”三保の駐在さん”として16年間勤務している。その頃から採用当時からの念願だった山岳救助の現場に本格的に携わるようになった。

 ○…横浜出身。「夜中に出発して横浜から丹沢まで自転車で遊びに行っていた」と話すように、子どもの頃から自然の中で遊ぶことが大好きで、中でも沢や渓流に興味があった。今も時間があれば地元の玄倉川などで時間を忘れて釣り糸を垂らすほどの太公望。「自然と一体となって無心で魚と向き合っていると気分転換になる」。過去に70cm級のイワナを釣り上げたことがあり、それ以来イワナ一筋で、年に1回は仲間と連れ立って東北などへ釣りに出かけるのが楽しみだという。

 ○…年間を通して小田原、松田、秦野、伊勢原、厚木、津久井の6署合同訓練や航空隊、機動隊の隊員らに技術指導をしている。「技術と知識を1つでも多く身につけることが大切。引き出しを増やせば対応できることも多くなる。救助する側が犠牲者になっては本末転倒。冷静に自分のできることを最大限やることが重要」。今後は他県の警察とも連携して、隊員の更なる技術向上を目指し指導を続けていく。
 

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