足柄版 掲載号:2012年2月4日号
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「矢倉沢往還関本宿を語る会」の会長 本多 秀雄さん 南足柄市関本在住 87歳

文化や遺産を後世へ

 ○…江戸時代から関本地域の人々に親しまれていた地蔵の復元や高札場の復元などに取り組む「矢倉沢往還関本宿を語る会」の会長を務める。「2、3年でなくなってしまう研究会なども多いがメンバーがしっかりとした組織づくりをしてくれているので長続きしている。新しい会員も加わっているので今後も郷土の歴史についての勉強を続けていきたい」と、研究への熱意が冷める気配はない。

 ○…東京の大学を卒業後、中学校の社会科教師として赴任したのは終戦間もない昭和22年。足柄上地域の小中学校を中心に教鞭を執った。「教科書というのは必ずしも史実にあったことが書いてあるわけではない」と、教科書から離れて展開される授業は、専門である郷土史の知識を活かした話が満載で子どもたちに大人気だったという。「多くの生徒が苦手とする教科で点数が取れるので親御さんにも喜ばれたよ」。定年後は2期8年にわたり、南足柄市の教育長も務め、叙勲・勲五等双光旭日章も受章している。

 ○…戦時中の陸軍での経験から「人間死ぬ気になればなんでもできる」が信条。ライフワークとしている郷土史の研究のほかにも、学生時代から続けているという社交ダンスには現在でも月に4、5回は複数のクラブに顔を出しており、南足柄市社交ダンス連合会の名誉会長も務める。「一度は絵描きの道に進もうと思った」という油絵は、個展を開くほどの腕前。

 ○…「庶民にとって一番身近な信仰がお地蔵さんだった」。今年の夏には復元したお地蔵さんの祭りなども復活させるほか、東京の赤坂見附から当時の面影を辿りながら矢倉沢往還を歩くツアーも計画している。「地域に住む人間として、郷土の歴史を語れる人間がいなければならない。もともとあった郷土の文化や遺産を復元して、次の世代の人たちに伝えていきたい」。足柄地域の歴史への探究心は尽きることはない。
 

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