3.11から1年 開成で初の浸水訓練 各市町でも復興への祈り
東北地方を中心に、未曾有の被害を出した東日本大震災から丸1年を迎える3月11日(日)、開成町で酒匂川が氾濫することを想定した浸水対応避難訓練が初めて実施される。
当日は大雨洪水警報が発令され、上流域で雨が降り続き酒匂川の水位が上昇、新十文字橋付近から吉田島地区に水が溢れ出すことを想定して訓練が行われる。災害対策本部の対応訓練や開成南小と文命中での広域避難所運営訓練、防災行政無線やTVKデータ放送等を利用した避難情報伝達訓練等も実施される。また小田急線・開成駅では、酒匂川が氾濫する恐れから小田急線の運転見合わせの影響で駅周辺に帰宅困難者が発生することを想定し、近隣企業と協力した避難誘導訓練なども行われる。
同町担当者は「避難情報を段階を追って発信するので、災害時には、情報がどのように伝達されるのか体感してほしい」と話す。
2時46分に黙祷
この日、足柄上地域では半旗掲揚や、地震が発生した午後2時46分に防災行政無線などで住民に黙祷を呼びかけるなど、各地で震災犠牲者への追悼が行われる。また松田町の島村俊介町長は、岩手県と陸前高田市の合同追悼式に出席する。
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