松田町民文化センターで3月17日、松田町の総合型地域スポーツクラブ「松田☆ゆい☆スポーツクラブ」の設立総会が開かれた。町内のスポーツ団体関係者ら約90人が出席した総会では、設立準備委員がクラブの設立趣意や規約、役員の選出、事業計画などの案を提出し、満場一致で承認された。これにより4月1日から、県内で63番目、足柄上地域では3番目となる総合型地域スポーツクラブが誕生する。
運営スタッフは同クラブ設立のため、2年前から「松田町スポーツを楽しむ会」として、町内で様々なスポーツ体験会を企画・運営してきたメンバー。北島重男代表を中心に、スポーツ推進委員やスポーツ少年団指導者、会社員、主婦ら有志からなる。今後は、幅広い世代がスポーツを気軽に楽しめる環境づくりと、地域商店などと連携してスポーツを通じたまちづくりなどに取り組む。5年間はスポーツ振興くじ助成金を活用するが、その後は独立採算。短期目標として、2014年度中までに会員千人を目指す。
北島代表は「人と人とのつながりの大切さが再認識されている今、人・団体・地域を”結”ぶクラブでありたいという思いを込め”ゆい”と名付けた。地域の結びつきを大切にしながら地域の発展に寄与し、皆さんに愛されるクラブとなりたい」と思いを語った。
文部科学省が2000年に策定したスポーツ振興基本計画では、国民の体力・運動力の低下を抑制し、地域におけるスポーツ環境の整備充実のため、地域住民により運営される総合型地域スポーツクラブを全国の市区町村に育成することを掲げている。足柄上地域ではすでに山北町の「あすぽ」、南足柄市の「AZスポーツクラブ」が活動している。
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