足柄消防組合(韮山茂消防長)は2月28日、南足柄市沼田で1月17日に発生した火災の発見・通報・初期消火活動に協力したとして、同市塚原在住の会社員・内田博隆さん(46)に感謝状を贈呈した。
火災は午後9時44分頃に、無人の店舗事務所で発生。車を運転中にたまたま現場近くを通りかかった内田さんは建物から煙が出ているのを発見し、不審に思い車を降りて確認した所、火災と判明した。内田さんはすぐに119番通報し、通行人や近所の住人に「火事です!」と呼びかけて、池の水や消火器を使って初期消火活動に取り組んだ。その後、駆けつけた消防車により、火災は部分焼で食い止められた。
内田さんは「職場の防災訓練で消火器の使い方を学んでいたことが役立った」と話し、韮山消防長は「おかしいな、と思った後にそのままにしなかったことが素晴らしい」と感謝を述べた。
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