消防広域化の予算が可決 来年３月末の運用へ前進
平成24年度末の運用開始を目指す県西地域２市５町（小田原市・南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町）の消防広域化は、広域化に伴う消防事務を小田原市が一括して請け負うことで１市５町が承認。小田原市議会の６月定例会で事業費の補正予算が審議され可決された。
今回議決された補正予算は３億１００４万６千円。内訳は広域調整課、救急課、情報司令課など新設課の事務所スペースを確保するための消防本部庁舎改修に１３９０万円、消防救急デジタル無線など施設整備に伴う消防情報指令システム改修に１億７６２９万６千円、足柄消防職員をはじめ、消火活動に従事する部隊の防火衣等の購入費が１億１９８５万円などとなっている。今後、防災訓練のイベントやホームページ上で各市町住民への周知や新体制に伴う人事などを行っていくという。
消防の広域化は、現地到着時間の短縮、高度な部隊や高性能車両配置による現場対応力の強化などが期待されている。
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