障害者スポーツ大会 2種目で日本一 南足柄市の矢島一也さん
10月13日から15日まで岐阜県で開催された「第12回全国障害者スポーツ大会」の陸上競技の部で、南足柄市狩野在住の矢島一也選手(22)が3種目に出場し優勝2つを含む3つのメダルを獲得した。
矢島選手は知的障害の部成年男子の800m、1500m、4×100mリレーに出場。800mと4×100mリレーの2種目で優勝を果たした。また4分16秒98の記録で惜しくも準優勝で終わった1500mも、パラリンピックの派遣標準記録である4分8秒に迫る記録を残した。
矢島選手は市内の企業に勤務する傍ら、専門のコーチもいない状態の中、近所の道を走り込むなど、独学で練習をしているという。大会での活躍をきっかけに、パラリンピックを目指す選手達の練習に参加してほしいと声もかかっており、しっかりとした指導者や練習環境が整うことで大幅な記録更新も期待されている。
10月25日に南足柄市役所を訪れ、加藤修平市長に優勝の報告を行った矢島選手は「練習してきた結果が出せて優勝できたことが嬉しい。次はフランスで行われる世界大会の予選が11月にあるので、がんばって世界大会へ行けるようにしたいです」と話す。
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