料理で姉妹都市交流 オランダ人シェフが飾り寿司に挑戦
南足柄市の姉妹都市であるオランダ・ティルブルグ市の交流団が11月3日から同市を訪れ、視察を行った。5日には市内和田河原の「ばんらい」で市主催の歓迎会が開かれ、交流団に参加しているオランダ人シェフが調理に参加した。
同市を訪れた交流団は12人。1週間日本に滞在し、ボランティア活動などを中心に視察を行った。また期間中に開催された市民文化祭や「ASHIGARA産業フェア」などのイベントにも参加し、市民との交流を図った。
交流団に参加したフィリックス・フライタースさん(47)は、ティルブルグ市で料理教室を主宰する料理人。フィリックスさんは歓迎会が始まる前に「ばんらい」を訪れ、同店の小野寺榮吉社長からプレゼントされた白衣に袖を通すと、刺身包丁を使ったカンパチの三枚おろし、天ぷらの「花」の咲かせ方など日本料理の調理法を学んだ。また、飾り寿司にも挑戦し、綺麗な模様が現れた断面を見たフィリックスさんは「本当にきれい。オランダに帰ったらぜひ自分の生徒達にも教えたい。日本料理の繊細さはすばらしい」と、料理による交流を楽しんだ。
小野寺社長は「さすが料理教室を主宰しているだけあって魚のさばき方や巻きすの使い方など手先が器用で驚いた。飲み込みも早くて、教えることがなかったよ」とオランダ人シェフの腕前を絶賛した。
この日捌いた魚は、刺身や握り寿司として歓迎会で振る舞われた。フィリックスさんは「この飾り寿司は私にとってトロフィーのようなものだ」と、飾り寿司を交流団のメンバーらに披露した。
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